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成人病という言葉は日本で40年以上に渡って使用されていた言葉であるため、公の場では使われなくなった現在でも大人が発症する病気としてよく知られています。
しかしどうして成人病と呼ばれるようになったのかということについては今ひとつ知らないという人が多いのも事実で、高血圧や糖尿病といった病気の内容はわかっていても名前の由来はわからないという人は非常に多いです。

ではどうして成人病と呼ばれていたのかと言うと、この由来はかつて高血圧などの病気が加齢によって発症する病気だと考えられていたことが関係しています。
実際に日本国内の公文書で「成人病」という名前が使用されるようになったのは昭和30年代のことだったとされています。
この頃にはこの高血圧や糖尿病といったいわゆる成人病が発症する原因が今ひとつ特定されておらず、多くの専門家のなかでも「加齢によって体質が変わることで発症する病気だろう」という考え方が強くあったのです。
加齢によって発症する、つまり成人してから発症する病気だといういうことでこれらの病気には「成人病」という分類名がつけられることになったわけです。

しかし現代ではこうした病気に対しては「生活習慣病」という名前が使われることが増えてきました。
この名前の変化は病気研究が進んだことで「高血圧や糖尿病などの病気は加齢によって自然に発症するのではなく、それまでの生活習慣の積み重ねが関係している」ということが結論として出されたために起きたものです。
実際のところ若い人は体の新陳代謝も活発に行われていて、かつどちらかというと健康的と言える生活習慣が行いやすいことを考えると、加齢によって引き起こされるというところは少なからずあります。
成人病や生活習慣病といった名前の由来はこういったところにあるわけです。